ワークショップ後は夕ごはんの準備です。夕ごはんは大量炊き出しを想定したメニューです。株式会社「METZGEREI KUSUDA」の楠田シェフにご協力いただき、神戸オリジナルの炊き出しメニューを考案していただきました。
夕ごはんの準備は早めに始まりました。とにかく「煮込み」が肝心な料理なので、火は早くから準備しました。
前回のデモキャンプでも使用した、100人用大鍋の登場です。今回は火おこしも順調でした。
まず沢山のお肉を焼きます。あたりには香ばしい匂いが立ち込めていました。
お肉が焼けたら、いったん取り除いて煮込みの準備に入ります。赤ワイン、玉ねぎ、にんじんをすりおろしたものを鍋に投入して煮込みます。
お肉やそのほかの具材を入れて、焦げ付かないように注意しながらとろとろになるまでじっくり煮込みます。
こちらでは、夕食で使う紙食器を折ります。紙食器の折り方は第5回のゼミでも学びました。
紙食器は最もオーソドックスな箱型タイプです。沢山の紙食器が完成しました。紙食器にラップやビニール袋をかぶせれば、紙食器は繰り返し何度も使う事ができます。
きのこを使った季節感のある炊き込みごはんです。ごはんもかまどで炊きます。
子ども達も火おこしと火の番を手伝ってくれました。沢山の火を管理しなくてはいけなかったので、この子どもたちには非常に助けられていたようです。
大人の仕事を見て、自発的に薪をちょうど良い大きさに折る仕事を手伝ってくれました。
火起こしと薪の置き方のコツをつかんだようです。かまどではワークショップでつくった飯ごうパンを焼いています。火加減に気をつけなくてはいけないので、今回は火元の下に置いて焼いています。この後、炊き込みごはんの鍋を上に置いて、上と下同時に調理をしていました。
いつの間にか日もすっかり暮れました。
炊き込みご飯が炊きあがりました。
先ほどの飯ごうパンもふっくら焼きあがりました。
燻製も出来上がりました。とても良い色付きです。パンと燻製は明日の朝食になります。
完成した炊き出し料理を配ります。
行列が出来ていました。
炊き出し料理と付け合わせの炊き込みご飯です。神戸ならではの大量炊き出し料理ということで、神戸では洋菓子と共に洋食の文化が発達してきた背景もあり、今回はビーフシチューを考案していただきました。
とても美味しい夕ご飯でした。お肉は時間を掛けて煮込んだ甲斐があり、口の中で程良くほぐれます。とろとろのルゥもお肉の味と赤ワインや調味料、ペースト状の野菜の味付けがきいて、非常に満足感のあるビーフシチューでした。きのこの炊き込みご飯も少し硬めでしたが、その加減がビーフシチューとよく合いました。参加者の方々にもとても喜んでいただきました。
その4へつづく
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